車検の豆知識
車検博士がわかりやすくお答えします
車検とは?
車検とは「自動車検査登録制度」を略した言葉です。
日本の法律では道路を走る車輌は2年に1回車検を受けることが義務付けられています。※新車購入時は3年に1回です。 この車検を受けなければ『無車検車運行』となり、減点6点という厳しい罰則与えられます。
また、車検は検査した時点で保安基準に適合しているかどうかの検査なので、次回の車検までの安全性を保証するものではありません。なぜなら車検では、車検時点で法律で定められた「保安基準」に適合しているかどうかを検査するだけですので、次の車検までの安全性を保障している訳ではないのです。
可能性として、車検後に不具合が起ることもあり得ます。
ですから、エナジー車検大分では車検時に「今すぐ整備をしたほうが良い箇所」「今は大丈夫だけど1年後には整備をした方が良い箇所」「整備はまだまだ必要ない箇所」の3つに分けてご説明させていただきます。
こうすることで車検後も安心してドライブを楽しんでいただけるようにしています。
何を点検するの?
現在「自動車点検基準」で定められている点検項目は56項目です。
(1)室内
- パーキングブレーキ
- ハンドル
- ブレーキ
- ブレーキペダル
- クラッチペダル
(2)エンジンルーム
- パワーステアリング
- スパークプラグ
- 点火時期
- エアクリーナーエレメント
- 排気ガスの状態
- 電気配線接続部
- 燃料装置
- 有害ガス発散防止機能
- バッテリーターミナル
- ファンベルト
- 冷却水
(3)下廻り
- エキゾーストパイプ
- エンジンオイル漏れ
- ステアリングギヤボックス
- ディファレンシャル
- トランスミッション、トランスファー
- 熱害防止装置
- ブレーキホース、パイプ
- プロペラシャフト、ドライブシャフト
- ロッド、アーム類
(4)足廻り
- サスペンション
- ショックアブソーバ
- タイヤの溝
- ディスクキャリバ
- ブレーキシュー
- ブレーキドラム
- ブレーキディスク
- ブレーキパッド
- ホイールシリンダ
- マスターシリンダ
- ホイール
- ホイールアライメント
- ホイールベアリング
(5)外回り
- フレーム、ボディー
車検はどこで受ければいいの?
車検を通すには大きく分けて3つの方法があります。
- カーディーラーや町の自動車整備工場に車を持込み行う「整備付車検」
- 車の所有者が国の指定する自動車検査場に持ち込んで検査を行う「ユーザー車検」
- 代行業者に国の指定する自動車検査場へ車輌を持込んでもらう「代行車検」
エナジー車検大分はここでいう、「整備付車検」に該当します。大分県が運営する自動車検査場は基本的に土日はお休みですので車検を通すことは出来ませんが、エナジー車検大分では自社で国土交通省指定整備工場を保有しているため土日であっても車検を通すことができます。
車検が切れてしまった場合はどうなるの?
車検切れの車は公道を走る事が出来ません。
道路交通法の処罰対象となり、違反点数は6点で一発免停となります。また、車検が切れている場合はほとんどの方はが自賠責保険も切れています。
自賠責保険も法律によって義務付けられているものなので自動車損害賠償保障法違反によりここでも原点6点となります。
車検切れは重い罰則がありますので必ず期限は守りましょう。
万が一、車検が切れてしまった場合でも、車検を受けることは出来ますのでご安心ください。
車検前に市町村で仮ナンバーを取得してご来店ください。また自賠責保険は通常より1か月多い、25ヶ月分をお支払いいただきます。
法定費用ってなに?
車を継続して保有する場合に支払うことが義務付けられている費用です。
車検基本料などとは別に「自動車重量税」・「自賠責保険料」・「印紙代」が必要となります。
法定費用は、車種や重量、燃費基準によって費用が異なります。
自動車重量税 | 車検時に国に治める税金で、道路開発や整備費用に充当されています。 |
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自賠責保険 | 自動車使用者が必ず加入しなければならない法律で定められた保険料です。 |
印紙代 | 審査や自動車検査証発行に関わる手数料であり、陸運事務局や軽自動車検査協会に納付します。 ※指定工場、認証工場の違いで代金が異なります。 |